こんばんは
今日は私は久しぶりにお休みでした。
最近ずっと、仕事で座りっぱなし&根詰め作業が続いていたので、
除々に肩こりと疲れがマックスに
『今日は絶対に山に行く~』と・・相方を連れ出して、久しぶりにドライブに出かけました
長野へ行こう!と、適当に出発。
長野方面と言っても、軽井沢を通り越えて、ちょっとの小諸市。
日帰りドライブには良い距離でした。(※片道約50キロちょっとかな)
家にあった雑誌に載っていた【布引観音】
断崖絶壁に、観音様?
何だか気になって、連れていって欲しいと・・・決定。
駐車場を何度も通過し、ちょっとだけ迷子に
よく見たら、地味に入口の階段がありました
雑誌で見ると、もう少し車で上に上がれるのかな?と思ったのが間違いでした。
何となく、道が自然です。。。
靴のセレクト失敗しました
案内の看板に、ちょっとした物語りが書いてあったのですが、
どうも私の大好きな善光寺に深い関係があるようです
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《牛にひかれて善光寺参り》
昔、善光寺から東に十里(約40キロメートル)離れた信濃の国小県郡(現在の長野県東御市)に強欲で信心の薄い老婆が住んでおりました。
こ
の老婆が千曲川で布をさらしていたところ、どこからか一頭の牛が現れ、
その布を角にかけて走り出しました。
老婆は驚きましたが、布惜しさに野を越え山を越え、牛の後を追いかけました。
そして気がついてみると、善光寺の境内まで来ておりました。
老婆はやっとのことで牛に追いついたと思ったのもつかの間、牛は金堂のあたりで姿を消してしまいました。
驚きと悲しみに疲れ果てた老婆はあっけにとられてその場に佇んでしまいました。
やがて日も暮れる頃どこからともなく一条の光明が差し、
その霊光の尊さに思わず跪いて菩提心を起こし、
一夜を金堂に篭って罪悪を詫び、家に帰って参りました。
これは布引観世音菩薩が牛に化して信心薄い老婆を、
善光寺阿弥陀如来の許に導いて教化したのでした。
ある日ふと布引山を仰ぎ見ますと、岩角にあの布が吹付けられているではありませんか。
老婆は何とかして取り戻したいと思いましたが断崖絶壁で取るすべもありません。
一心不乱に念じているうち、布とともに石と化してしまったということです。
布引山の断崖には今も白く布の形をした岩肌が眺められます。
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布引観音(ぬのびきかんのん)の正式名称は、天台宗 布引山釈尊寺と言います。
普段かなり歩いている私と相方でも、山道の歩幅の不規則さに足が・・・
しかし途中の岩や木々、水の流れなどに素晴らしいエネルギーが溢れていて、
私は凄くウキウキでした
う~ん、やっぱり緑に浸からないと駄目みたい
(※岩の大きさが、私のサイズで分りますかね?)
平日なので・・・というか、地味な観光スポットなので人はまばら。
でも皆さん『こんにちは~』と声かけて下さいます。
写真だと伝わらないんですが、もっと凄く良い感じで
懐が深い森です
参道途中に大きな岩穴が沢山開いているのですが、
それは案内版によると、
《善光寺まで穴が通じていると云い伝えられ、
昔、善光寺火災の折にこの穴から煙が出たと伝えられる》
そうです。
馬の頭の形?をした大岩だそうですが、
・・・ちょっと分らなかったです
あちらこちらに小石を積み上げているので、
崩さない様に参道を登って行きます。
ゼーゼ―ハ―ハ―・・・・
ガサゴソ、みしみし・・・
何?あれ見て!!シシ神様だよ
すっごい至近距離に、野生カモシカがいました。
最初ビックリしていましたが『お~~い、大丈夫だよ~逃げないで~』と声かけたら
止まって振り返っていました
写真よりもっと近くで出会いましたが、他の参拝者の方はビックリして足がすくんでいらっしゃいました。
結構大きかったです
山道の途中にあります。
まだまだ先・・・
あ、沢ガニ発見!!
可愛い
相方が何だか〝趣のある樹〟を写しておりました。
ほぼ頂上に、六地蔵さんが見守っていました。
老婆が追いかけた牛でしょうか?
丑年の相方、ちょっと気になる
ここを通って・・・
あちこちに奇岩があります。
迫力満点でした。
後ろを振り返ると・・・
おお!!あれが釈尊寺だっ
てくてく歩くと、岩をくりぬいたトンネルの参道が。
う~む、やっぱり写真だと迫力が伝わらないかな
やっと本堂です。
今は綺麗に朱色で塗りなおされていますが、
下の木が劣化している部分もあり、正直立つのが怖いです
腐って落ちたら・・・・多分無理でしょう
岩をくりぬいた、素晴らしい本堂でした。
思っていたよりは、途中ハードでしたが、
私の好きな木々も沢山あって、空気も綺麗でパワー頂きました
帰り道、
すれ違う方に『本堂はまだでしょうか?』と何度も聞かれたので、
ちょっときつい方なのかな?といった印象です。
今まで知らなかった場所でしたが、私のお気に入りになりました
この後、海野宿まで足を運びます・・・続く