Clagh-Skeealyn (石物語)

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ピンクサファイアか、ピンク色が強いルビーなのか?という話

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こんにちは、クラーク・スキーランです。

今月頭に東京へ仕入れに行ってきたのですが、その時に「ピンクサファイア」(と書かれたカット石)に惹かれて購入してきました。そして昨日、新商品の写真撮影をしていた時、「ところでピンクサファイアってどうなの?」と、ふと疑問が湧いてきました。

昔から人気のあるサファイアやルビーはコランダムという鉱物の仲間になります。
宝石学では、コランダムの中で深みのある赤色のコランダムをルビー、青色のコランダムをサファイアと定めています。

サファイアは、ギリシャ語のサフィルス(青い)という言葉から由来しているのですが、という事は大雑把にいえば、ピンクサファイア=ピンクの青色??となり、何だか違和感(@_@;)

市場に出回っているルビーとサファイアの見解の違いは?
宝石業界としての鑑別基準はどうなっているの?」と、いうわけです。

本来コランダムは無色の鉱物なのですが、そこに酸化クロムが入れば赤くなり、鉄とチタンが入れば青くなります。う~ん、そこは分かる。
では、宝石名と鉱物名での呼ばれ方を見てみると・・・

その他 オレンジ
宝石名 ルビー サファイア サファイア パパラッチャ
鉱物名 ルビー サファイア コランダム コランダム

結果、赤いコランダムはどちらもルビーと呼ばれ、青いコランダムも同じくサファイアと呼ばれています。

しかし、ここから分かれていきます。

その他の色彩を持つコランダムは、宝石名ではサファイア、鉱物名ではコランダムが一般的のようです。

という事は、ピンク色なら「ピンクサファイア」、黄色なら「イエローサファイア」、緑色なら「グリーンサファイア」となり、ピンクサファイアという表記も宝石名として正しいという事になります。

今更ですが、納得です(^^)y

この表を見ると、「あれ?オレンジのコランダムだけは宝石名があるのね!」という事に気がつきます。

パパラッチャはピンクがかったオレンジ色のサファイアで、スリランカ語のpadparadscha(菜の花のつぼみ)が由来だそう。何だか可愛いですね♪

という事で、近日ピンクサファイアのネックレスや新商品をUP予定です(●^o^●)
どうぞ良い一日をお過ごしください☆

 

 


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