
盃を用いて酒を酌み交わす杯事(さかずきごと)は、
血縁の無い人間関係をより強いものにするためにも行われました。
酒を酌み交わすということは【神が仲介する約束の成立】というほどの意味をもっていたのです

ケルト文化の中で、フランスのブルターニュ地方・スペイン東部・イベリア半島
・ベルギー方面・バルカン半島まで広がって繁栄した文化を俗に《大陸のケルト》と呼んでいました。
その大陸のケルトの神の中に、
スケッルス (Sucellus)という森と農業の神がいるのですが、
彼は槌(死と復活の象徴)と盃(富の象徴)を持っていたそうです。
神が持つ盃・・・・
そんな色彩を思い起こさせる、レピドクロサイト・イン・クォーツです

F様とはキャンドルホルダーのご購入に始まって色々なオーダーを頂いたのですが・・・
ある日『家にいても置いているだけなので、良かったらオーダーに使って下さい
』
と言われて到着した大きなこのルース。
天然石(と言うか、パワーストーン)業界では有名なメロディーさんから購入された由緒正しき【レピドクロサイト・イン・クォーツ】だそうです。
この石は名前が違う表記で記されている場合もあり、
お店によっては【ストロベリークォーツ】や【スーパーセブン】と言って売っているところもあります(こっちの方が多いかもしれません)
実際にストロベリークォーツという名前は、
私が勤めていたお店でも(通称名)として使っていました。
《正式鉱物名》など答えはじめたら、売っている珍しい鉱物の名前は
到底覚えられるものではありませんものね・・・(-_-;)
イチゴ大好きなFさんは、このルースを
いちごちゃん
と呼んでいたそうです。
石は、そんな感じで可愛がってあげれば十分だと私は思います

レピドクロサイト・イン・クォーツ(Lepidocrosite in Quartz)
*麟鉄鋼(りんてっこう)入り水晶
*モース硬度: 7
*比重: 2.65
*屈折率: 1.544 ~ 1.553 (複屈折)
*結晶系: 三方晶系
レピドクロサイト(鱗鉄鉱・・・FeO(OH))やゲ―サイト・ヘマタイトなどの内包物を多く含む水晶です

持ち主をポジティブな思考に導いて、
自分自身に対する誇り・喜び・情熱・自信を思い起こさせます

己の決意を確たるものにし、信念を貫く意思や目的への集中を強固にします。
心からやりたい事へのエネルギーを奮い立たせ、
内面に秘めた能力の開発をサポートするといわれています


Fさんのオーダー作品はこれから少し続きます


色々な事を乗り越えて、本当にやりたい事に向かっている姿を見ると、
私も頑張らなくちゃと、そう思うのです

この作品は、最後に《小さな葡萄ちゃん》を付けてみました

最初は違う形だったのですが、段々形が変わってきて・・・
葡萄みたいにしてしまえ~
といった感じで出来上がりました。沢山の房(実)を付け、様々な人に夢や喜びを与えるように進みたい

そう、何だか聞こえてくるようでした



