Clagh-Skeealyn (石物語)

天然石を使ったオリジナルオーダーアクセサリー・クリスタル講座・個人セッションなどの模様をお届けいたします。 自然の風景、美味しい物なども♪

タンザナイト・カイヤナイト・ホワイトラブラドライトのブレスレット ~10年の歩み~

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以前よりクラーク・スキーランをご利用頂いていた顧客様から、オーダーのご依頼があったのは少し前の事・・。
優しくて素敵なご主人様とご結婚されてから、丁度10年目のお祝いに、記念のブレスレットを制作して欲しいです・・との事でした
ご夫婦の大切な記念日に当店を選んで下さって、大変感激したのを覚えています。
お二人が仲良く並ぶ写真を眺めつつ、色々なクリスタルを見に出かけたのがつい昨日の事のようです
今回のオーダーブレスは、全部で4本になりました。
まず最初に、奥様の1本目の天然石ブレスレットになります。
本日はメインクリスタルに使用した、美しいタンザナイトの由来をお話したいと思います

タンザナイトは宝石としての商業名で、鉱物学的には〝ゾイサイト〟と呼ばれる石の変種になります。
ゾイサイトの和名はかつて「黝簾石(ゆうれんせき)」という名前でしたが、現在では「灰簾石(かいれんせき)」と呼ばれています。
エピドート緑簾石(りょくれんせき)の仲間の一つで、このエピドートは純粋な物は白色ですが、不純物成分によって様々な色彩に変化します。
例えばマンガンが入ると、ピンク色のチューライトという天然石になります。
では、ゾイサイトは?というと、バナジウムが入って青色~紫色に変化します。

 
ゾイサイトは元々くすんだ色合いの地味な鉱物で、宝石として扱われる事がほとんどなかったのですが、その存在が一気に注目を浴びるきっかけとなったのが、1967年にキリマジャロで見つかった、美しく透明感の高い青色に輝くゾイサイト(※タンザナイト)の発見でした。
この美しい青色のゾイサイトの噂はあっという間に世間に広まり、やがてティファニー宝石店の耳に入ることとなりました。
「ブルーゾイサイト」という名前ではインパクトも無いし、売れないのではないか?と考えたティファニーは、新種の美しい宝石として「タンザナイト」という名前をつけ販売、やがて一大ブームを巻き起こしました。

タンザナイトの象徴は〝神秘性〟と〝霊力〟です。

古代ケルト民族の間で、魔力を授ける石とされていました。
大変高い波動を持つクリスタルで、先人達の知恵やメッセージを授け、自分の意識を高次元に向かわせたり、内観する為などに使われてきました。
持ち主に正しい判断や選択が出来るよう導き、心身の落ち着きや思慮深さを与えるといわれています。


私の大好きな、カイヤナイト・ホワイトラブラドライト・水晶を一緒に合わせてみました。
奥深く眠る、F様の霊的なインスピレーションが高まり、より一層早い指針が見つかりますように・・と願い込めて

      
      


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