Clagh-Skeealyn (石物語)

天然石を使ったオリジナルオーダーアクセサリー・クリスタル講座・個人セッションなどの模様をお届けいたします。 自然の風景、美味しい物なども♪

出雲石とセラフィナイトの〝守護の碧〟ブレスレット

| 0件のコメント


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
今日はAkikoさんのブログにあった、セラフィナイトの編みチョーカーが気に入りメールしています。
グリーン系は無いので作ってもらえませんか?
海外出張から帰り、学ぶことに意欲が湧いています。
そんな私をサポートする粋なブレスを作っていただけますか?
ブレスのイメージとしては、
【品良く、かつ、着実にずしんずしん、と前に進む私】をサポートしてくれるようなものが欲しいです。
あと欲しいのは、冴え!ひらめき!です。
主にセラフィナイトで、あとはAkikoさんのおしゃれ心にお任せします。


(※S様の文章一部抜粋致しました
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
クラーク・スキーランの常連様でもあるSさんから、オーダーのご依頼がありました
今までに色々と作らさせて頂いた作品を改めて見てみると、グリーン系のブレスレットが一つも無かった事に気が付きました
私のブログをご覧になって、他のお客様の作品に使われたセラフィナイトに一目惚れされたそうで、今までとは違う流れを組んだブレスレットを制作する事になったのです。


島根県・玉造温泉で知られる玉造川両岸に位置する平地には、古代出雲の“玉造部(たまつくりべ)”と呼ばれる工業集団が居住していました。
彼らは玉造温泉の花仙山から産出する【碧色(あおみどり)の玉】で、勾玉・菅玉・切子玉などを作っていました。


ジェダイド(翡翠)のグリーンとは異なり、この色を平安時代までは〝あお〟と表現していたそうです。
我が国で古代において玉類を研磨する為に選んだ緑色の材料には、東日本の翡翠と西日本の碧玉があります。
ジャスパーはアゲートやカルセドニーと同様、色や模様によって固有変種名を持ちます。

 

出雲石(いずもいし)】島根県/花仙山産
赤玉石(あかだまいし)】新潟県/.佐渡島産
錦石(にしきいし)】青森県/龍飛岬(たっぴみさき)


セラフィナイトは、柔らかいグリーンベースの中に、天使の羽根を思わせるシルキーなマーブル模様が浮かぶ様子から、〝セラフィム(熾天使)と関係が深いクリスタル〟という説明がよくされています。
それも素敵ですが・・・
私にとってのセラフィナイトは、日本的なエネルギーを感じる鉱物の一つであり、
長い歴史の中で生まれ育まれてきた日本の伝統色(※古代色)の中に存在する色彩のように思えます
日本の美しい四季の移り変わりや風土、気候などと関わり、心から落ち着ける・・・私達の魂の源のようなイメージ。
そんなセラフィナイトに合わせる緑色は、すぐに決まりました。
日本の神々の聖地でもある、島根県出雲地方。
そこで伝統的な意味を持ち古くから使われてきた、花仙山で採掘される出雲石を使う事は大変スムーズな選択でした。
私達が日本人として存在している意味は何か?
この時代に生まれ育った意味は何か?
今まで過ごしてきた道のりと、これからの人生をどう歩んでいくべきか?
私が今回このブレスレットを制作する時に常に感じていたエネルギーは、そういった深い深いものでした。
どんなに嫌な事があっても力強く歩み、くじけずに地に足を付けて構築していく。
その中で見つかる幸福感、充実した時間、愛情深い出会い・・・
それらは、必ず見つかると思うのです。
和のエネルギーは、私達日本人の本質に組み込まれている普遍的な物の様な気がします。
どんな状況でも、諦めずに歯を食いしばって生きていく。
それに現代の軽やかな流れを取り入れ、自由に愉しみながら人生を歩んで行く事が重要です。
中心の碧石(出雲石)の両隣には、鳳凰と龍神が支えています。
どんな出来事も、自分の糧として吸収していけますように・・・


使用天然石
碧石(出雲石) 10mm
碧石(出雲石) 6mm
セラフィナイト 8mm
セラフィナイト 6mm
水晶鳳凰カービング 8mm
水晶龍神カービング 8mm
アメジスト 4mm
タイガーアイ 4mm
水晶32面カット 4mm
ヘマタイトボタンカット
シルバー925パーツ
シルバー925キャップ


平安時代に朝廷に出仕する高位女官などが着用していた、
袴(はかま)に単(ひとえ)、重(かさ)ね袿(うちき)に裳(も)と唐衣(からぎぬ)を着けた姿を〝唐衣裳(からぎぬも)〟と言いますが、あの美しさは本当に貴重な日本の伝統文化であり素晴らしい歴史だと思います。
このブレスレットの間に入っている色彩は、そんな唐衣裳(からぎぬも)をイメージしています。
守護の碧を支えるような、紫や山吹、墨色・・・
自分自身の本質を常に忘れない様に、また常に凛とした姿でありたいと願う気持ちを込めて


Sさんの心に寄り添い、静かに語りかける和の色彩は、
常に変わらない強靭な芯を、
自分の中に湧きあがる感情を、
情熱をサポートするよう願っています

 


コメントを残す

必須欄は * がついています


CAPTCHA